2025 JUA/EAU Resident Programme参加報告
2025年05月12日
2025年3月20日から25日まで、スペイン・マドリードで開催された40th Annual EAU Congress(EAU25)にJUA/EAU Resident Programmeの一員として参加しました。
私にとって初めての海外学会への参加で、出発前から緊張していました。
今回のプログラムで、非常に歴史がありマドリードで初めてDa Vinciが導入されたClinico San Carlos Hospitalでの病院見学を組んで頂きました。見学当日は2件のRARPとRARC(縦3件)をはじめ, 多くの手術の見学と手術の合間に上級医からレクチャーを受けることができ、とても充実した経験ができました。
(Clinico San Carlos Hospitalにて、現地レジデントや上級医※筆者は後列右端)
そしてEAU25に参加させて頂き、最も印象に残ったのは巨大スクリーンで行われるLive Surgeryでした。これまで自身で執刀経験のある手術を中心に拝見させて頂き、非常に勉強になりました。RARPにおける尿禁制に関わる手技のセッションでは、術者とコメンテーターの議論が非常に熱く、とても刺激を受けました。
また、幸運なことに「Impact of late DMSA renal scintigraphy for detecting high grade VUR」という演題名で、ポスター発表をさせて頂きました.英語を話すことに必死で、 非常に緊張しており、お世辞にもあまり良い発表ではなかったですが、大変貴重な経験になりました。本演題のご指導を頂いた自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児泌尿器科の守屋教授、日向講師にはこの場を借りて感謝申し上げます。
(ポスター発表する筆者)
最後にこのような素晴らしい機会を作って頂いたJUA、EAU両学会関係者の方々、本プログラムの御提案・御推薦を頂いた山梨大学の三井教授、現地コーディネーターのDr.Juan Gomez Rivasに、この場をお借りして厚く感謝申し上げます。今後は本プログラムで得た経験をどうにかして皆さまに還元していくよう努力を続けようと思います。